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第2倉庫が9月稼働

 【広島】大森運送(大森栄作社長、呉市)ではこのほど、同市仁方桟橋通の呉営業所の敷地内に2号倉庫そ竣工。1日に稼働を始めている。

 完成した倉庫は、鉄骨、ガルバリウム鋼板構造で、300坪の平屋建て。天井高は10メートルで、10トンと2.8トン吊りの天井クレーンを備える。常温倉庫で保管品目は重量物を想定しているが「生鮮物以外なら何でも相談に応じたい」(社長)と話す。また長い庇や、壁面には明り取りなど、働く人の作業性の良さも追及した。

 社長は今回の倉庫建設について「働き方改革を進める中で、長距離から近郊での運行にシフトしていくことを考えると、荷物の発着ができる営業所、倉庫の確保が必須と考えた。また、重量物を預かる倉庫を呉市に取り込むことも目的の一つ」としている。

 8月29日には竣工式が執り行われ、役員や各地の営業所長らが参列した。本社の氏神を祀る亀山神社の神職が祝詞を上げ、参列者が順に玉串を奉納した。式には惜しくも7月に逝去した大森才喜会長の遺影が最前列に飾られた。

 なお、呉営業所は昨年夏、業務拡大に伴い市中央部の本社屋から同地に移転して1年を迎えた。同倉庫のほか、事務所棟に隣接する42坪の1号倉庫も備えている。 (伊藤由貴)

物流weekly2020-9月8日号
2020年09月07日