物流Weeklyに当社が掲載されました。

時間の自己管理徹底を

大森運送 安全会議

 【広島】大森運送(大森才喜社長、呉市)が各営業所単位で毎月開く安全会議は、ドライバーが主体的に取り組んでいる。デジタコデータに基づいた各種報報告があり、進行役のリーダー以下、同じ立場の者同士が忌憚のない意見を交わしながら、現状を理解し次月に生かしていく。9日に開かれた呉営業所の会議は、 同社が2月から実施している働き方改革のための社内実験について、多くの時間が割かれた。

 社内実験では、長時間労働を抑制するため「必要な高速は使用する」ことを実行している。開始後初めての会議とあり、参加者からは、さまざまな疑問、意見が飛び出した。

大森運送 安全会議

 「荷積み時間が荷主に左右されると、理屈通りに運行できないこともある」との意見が出たことで、管理責任者として大森栄作副社長が、時間管理の具体的な考え方と、その重要性を解説する場面も。

 また、別の参加者は「時間管理の考え方などで疑問や不安に感じることは、皆で共有してはどうか。他の人の勉強にもなる」と提案。これらを踏まえて、3月の行動目標は「運行時間管理の徹底」に決まった。終わりに、同副社長は「各営業所で入社希望者が絶えないのは、ドライバーの努力のおかげ」と語りかけたうえで、自身と家族のためにも、時間管理を徹底することを改めて要請した。

 なお同副社長は、「(ドライバーは残業時間の上限規制の適用に)猶予があるが、5年後により良いスタートを切るため、今からドライバー自身で時間管理するよう意識改革する必要がある」と話している。(伊藤由貴)

 

物流ウィークリー

物流ウィークリー|物流・運送・ロジスティクス業界の総合専門紙

2019年03月18日