中国新聞

阿賀マリノに新倉庫 大森運送 11月稼働目指す

 鋼材や精密機械の輸送を手掛ける大森運送(呉市)は、同市阿賀南の産業団地「阿賀マリノポリス」に大型機械などを保管する倉庫を建設する。約9千平方メートルを取得した。11月の稼働を目指す。

 倉庫は平屋で、工作機械などを預かる。屋根を取り付け、30トンの重量物を運べるクレーンも備える。投資額は約7億3千万円で、土地の取得は4月に市と契約を締結。5人の雇用を予定する。

 同社は周南や北九州、千葉市など全国に拠点を構えており、今回で11拠点目となる。大森栄作社長は「工場の改修時などに機械を預かる。今後、営業を強めていきたい」と話している。

 阿賀マリノポリスは、港湾関連用地や工業用地など計27万6千平方メートル。同社の進出により分譲率は65%になった。(東谷和平) 

中国新聞2021年6月8日
2021年06月08日